YAPC::Asia Tokyo2015に参加しました(1日目)
What's YAPC?
"Yet Another Perl Conference" の略で
Perlのカンファレンスです(といいつつ半数以上がPerlのトークではない)。
今年が最後という噂もあり、会場も去年までの慶應大学の日吉キャンパス
ではなく、ビッグサイトで行われることになりました。
YAPC参加者はブログを書く宿命があるということで、ざっくりつれづれと。
初日に参加したトーク
- メリークリスマス!
- 世界展開する大規模ウェブサービスのデプロイを支える技術
- Consulと自作OSSを活用した100台規模のWebサービス運用
- Perlの上にも三年 〜 ずっとイケてるサービスを作り続ける技術 〜
- Podcastを支える技術、エンジニアのためのWebメディア、そしてCPAN
「メリークリスマス!」はPerlのお父様 Larry Wall氏による講演。
perl6 を perl5の文化を引き継ぎ、新しきを含める “融合" と表した上で
その差異を「ホビット」と「指輪物語」に例えた話でした。
perl6 は何も起こらなければ 今年の クリスマスに発表できるかもとのこと。
バスには気をつけて!!
「世界展開する大規模ウェブサービスのデプロイを支える技術」は
はてなと任天堂で共同開発/運用しているMiiverseを支える技術の話。
Capistrano2 & Gitを使って各サーバで git pull する仕組みだったのが
US/JP/EU の3つのリージョンおよび数百台規模の運営になると
Gitサーバが負荷に耐えられないということで
始めに各リージョンにGitのSlaveを用意等の対策/role毎のdeploy対応などの
対策を行い、更にGHEに伴う、gitサーバの多重管理の発生に対して
REST API で操作出来るGitリポジトリ同期システムを開発したとのこと。
最後には今後のデプロイ手法ということで Consul + stretcher を
一部導入開始しているという話でした。
Cap2 & Git に比べて Consul + strecher は 約40倍速いというベンチマークが!
Consul + stretcher に関しては次に聞いた「Consulと自作OSSを活用した100台規模のWebサービス運用 」で @fujiwara さんが詳しく解説されてました。 自分は前提知の薄い状態で聞いてしまったのでアレだったけど 発表スライドや紹介記事見ながら実際に触ってみるのが良さそうな感じ。
過去の tar.gz 自体が既に配布済みなので、直前のmanifestをイベント送信するだけで 10sec 程度で roolback 出来るぜ、みたいな話を聞いてうおおおってなりました。 あと Dashboad 素敵っぽい。
http://tech.kayac.com/archive/10_stretcher.html/
「Perlの上にも三年 〜 ずっとイケてるサービスを作り続ける技術 〜 」は なんというか、@hitode909 さんズルいという感じでした。ズルい。 (DDD本は読みたいと思ったり、名前適度に気をつけないとなーみたいな直近活かせそうな実りはあった、というかプレゼン自体が学びだったのでもう頭が上がらない感じに)
「Podcastを支える技術、エンジニアのためのWebメディア、そしてCPAN」は
@yusukebe さんが wadafm の裏側を語る講演でした。
www.slideshare.net
システム/コンテンツ/オーディオの視点から
Podcastを始めたい人へノウハウを提供するような発表でした。
(.fmのドメイン高いんだぜ!からマイクの種類、録音場所についてまで)
こういうコンテンツベースの発表好き好きです。自分で何かメディアコンテンツ発信出来る様になって、感想貰える様になったら楽しいんだろうなぁ。
その他
- TL見てても、Perlの話があまり多くない印象がある
- Webのお祭りとして盛り上がってるの素晴らしい
- でも YAPC::Asia Tokyo の開催は今年最後らしいので、悲しい感じです...
- ネットワークが強い
- 発表が面白い
- 去年/一昨年もそうだけど、発表方法が確実にウケを狙って来ている(LT含む)
- スライド構成とか話し方とかすごい勉強になってる
- 電源欲しいときは1Fのレストランのカウンター席で何とか...
- あとトラックE聴いているときに足下に延長コードあったので使わせてもらってた
- そんなこんなで2日目も頑張るぞいぞい!